Q8 M&Aにより会社を買うことは容易ですか?

会社を買うことは動産や不動産を買うのと違って、とても難しいことだと思います。中小企業の大半は株式を公開しておらず有価証券報告書のような開示書類がなく、会社の実態を正確に把握することがなかなか難しく、会社を買った後に簿外債務が出てきたときには大変な事態になります。

その為に会社を買収する側は弁護士や公認会計士等の専門家に依頼して、相手先企業の経営内容を慎重に調査しなければなりません。

調 査の重点項目は、上記の簿外債務の外に、保証債務、税務リスク(脱税等)、労働問題(従業員との間に労働条件をめぐるトラブルがあるか否か。)、環境問題 (土壌汚染等)、人材、取引先の内容と継続性、法務問題(他社と訴訟をしていないか)等、多岐にわたり、なかなか神経を使います。

このように会社を買うことはリスクがありますので、安易な態度は慎まなければなりません。

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