Q24 2007年5月から三角合併が解禁されたとは?

三角合併とは会社の合併の方法の1つで、吸収合併を行なう時に用いられる方法です。親会社の甲社が子会社の乙社に対し、吸収される丙社の株主に対する合併対価として甲社株式を付与し、乙社が丙社の株主にそれを交付します。

丙社が乙社に吸収されると同時に丙社の株主は甲社の株主になりますので、この甲、乙、丙3社の関係をみて三角合併と言っているのです。日本の大企業は優秀な技術と資産を有しながら、株式の時価総額が低いと言われています。

このような企業は、外国資本の大企業にとって魅力的で、今後は、これらの会社をターゲットとして敵対的買収が増えるのではないかと心配されています。

甲社は自社の株式を発行するだけで、何の資金も要せず、丙社を自己の傘下におさめることができるのであって、何故、会社法がこのような合併を認めたのか疑問に感じます。

いずれにしましても、中小企業の場合、外国資本のターゲットにされることはないかもしれませんが、技術力や含み資産のある中小企業でも三角合併の方法を利用して、友好的な買収をし、企業を発展させることは可能だと思います。

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